TOP » 緑茶とアメリカ
緑茶とアメリカ
日本が輸出している緑茶の内、およそ3割り近くがアメリカに対して輸出されていることをご存知ですか。
最近では輸出量がさらに増える傾向があり、10年前はそれほど目にすることが無かった緑茶関連の商品が、現在のアメリカでは当たり前に目にするようになってきています。
実はこれにはアメリカが抱える肥満問題が関係しているのです。
肥満が社会問題にまで発展しているアメリカでは、なんとかして痩せる方法を探そうと多くの研究が盛んに行なわれてきました。
そんな中、注目を浴びたのがアジアでも肥満率の少ないといわれている日本です。
そのころ研究によって緑茶には肥満を防止する効果があるということが分かったため、日本人は緑茶を飲んでいるから肥満にならないということが、メディアで報道されアメリカでは大変注目を浴びたそうです。
実際に健康に関する考え方というのは、日本とアメリカでは大きな違いがあります。
日本では当たり前のように食品にカロリーなどが記載されていますので、1回の食事でどのくらいのカロリーを摂取することになるかという事がすぐに分かるようになっています。
ところが海外ではこういったカロリーに関することはほとんど気にされておらず、特にカロリーの具体的な数字を出すのは専門家やスポーツ選手であって、一般の方の場合、それほど知らないというのが普通のようです。
そのため、多くのアメリカ人が緑茶を飲めば痩せると捉えてしまったようです。
ただし緑茶は、口の中をさっぱりさせるには良い飲み物ですが、味が渋いこともあり、普段コーラなどを好んで飲んでいる海外の人には、あまり歓迎される事はなかったようです。
ですが、時間の経過と共にそれぞれの国で独自に考えられた緑茶の飲み方が出てくるようになりました。
例えばアメリカではコーラに緑茶を混ぜて、インドのチャイのようにして飲んでいる方もいるそうです。
他にもアイスのフレーバーとして用いる方法は、アメリカでも増えてきているようです。
特に他の飲み物に混ぜるという飲み方は、多くの国で使われているお茶の作り方ですので、海外ではそういったお茶の使い方の方が合っていたのかもしれません。
このように日本ではなじまない方法かもしれませんが、それぞれの国の文化や習慣に合わせていろんな形で、日本のお茶は利用されているのです。
例えば、タラコパスタはパスタの本場イタリアの方からにしてみればなじみのない食べ方ということは有名な話ですが、このように逆に日本独自の方法で利用される食材というのは実に多くあることなのです。
ですから、現地の方にとっておいしく味わうことができるのなら、それが一番いい緑茶の飲み方ではないかと思います。
私たち日本人も先入観に惑わされずに、色々な方法で緑茶を楽しんでみると、新しい発見が出来るかもしれませんね。