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できたて緑茶
できたて緑茶を初めて見た時は、かなりの衝撃を受けました。
ミネラルウォーターと抹茶が2分化されたその独特なフォルムも、冷たくして飲むインスタント抹茶という概念も、全てが驚きでした。
思わず手に取り、そのままフラフラとレジへ直行したのを覚えています。
「早く飲もうよ」とせかす家族をしずめ、その場はそのまま冷蔵庫へ入れました。
なにせ初体験ですので、何事も段取りが大切です。よく冷えた頃合いを見計らって冷蔵庫から取り出し、家族全員の前で、おごそかに上蓋を回します。
すると、スポンと内蓋が外れて、中の緑茶の粉末が音も立てずにミネラルウォーターに落ちて行きました。
緑色の煙のようにゆらめく緑茶パウダーに見惚れる家族の前で、私はおもむろにペットボトルを取り上げ、激しくシェイクを始めました。
茶筅の所作と似ているようで似ていない、リズミカルな運動の後、できたて緑茶ができあがりました。
家族全員のコップに少しずつ注いで、恐る恐る口をつけてみると、なんとも新鮮でリアルなお茶の葉の味と香りが、口腔内を突き抜けていくのがわかります。
このできたて緑茶の最大のポイントは、茶葉をまるごと新鮮なままで味わえるという点なのです。茶葉には、カテキンという有名な抗酸化物質が含まれています。
煎じて飲む緑茶でも、もちろんカテキンは摂取できるのですが、もっともたくさん摂取できるのは、やはりまるごと頂くという方法でしょう。
その点から言って、この緑茶パウダーをミネラルウォーターに入れるという方法は、とても画期的でなのです。
また、抽出したお茶をペットボトルに詰めているのではないため、添加物を入れる必要がないそうです。
いつでも、今淹れたてのお茶を楽しむことができますね。
さっそく、茶道のたしなみがあり、日本のお茶が大好きなアメリカにいる友人にメールで自慢しました。
すると、彼女から高笑いと共に送られてきた返信には、前に静岡のサービスエリアで買って飲みました、という文言が書かれていました…。
ちょっと調べてみたところ、最初に中に落ちていく内蓋が、マドラーの役割を果たしているのだそうです。
抹茶や緑茶パウダーは、実は結構粉っぽいものです。
茶道でも、茶筅でよくかき混ぜて、なめらかにしてから頂きますね。
このできたて緑茶の独特のフォルムは、長年かけて培われてきた茶道の作法の中の、茶筅でかき混ぜるという部分を一瞬で解決するものだったのです。
お茶の世界はとても奥深いものですね。
ちなみにこのできたて緑茶を出しているひしだいからは、べにふうきのできたて緑茶も発売されています。
べにふうきは花粉症に効果があるというメチル化カテキンが含まれている特殊な緑茶で、今大変な話題となっています。こちらは更に数量限定ですので、興味のある方は早めにチェックしてみて下さい。